1980年代のアートシーンに、彗星のごとく現れたジャン=ミシェル・バスキア。
わずか10年の活動期間に、新たな具象表現的な要素を採り入れた3,000点を超すドローイン グと1,000点以上の絵画作品を残しました。その作品は、彼自身の短い人生を物語るかのように、非常に強烈なエネルギーであふれているだけでなく、20世紀のモダニズム美術の流れを踏まえ、ジャズやヒップホップ、アフリカの民俗や人種問題など、黒人画家ならではの主題を扱っています。そのため、没後ますます名声が上昇し、今や20世紀美術最大の巨匠の一人として確固たる地位を占めるにいたりました。
本展では、バスキア研究の世界的権威ディーター・ブッフハート氏が、こうしたバスキアと日本との多方面にわたる絆、そして日本の豊かな歴史や文化がその創作に及ぼした知られざる影響を明らかにします。世界各地から集めた約130点の絵画やオブジェ、ドローイングで構成された、日本オリジナルで、日本初となる本格的な展覧会です。
今日まで、アートやファッション、カルチャーに大きな影響力を及ぼし、近年もロンドンやパリをはじめ欧米の著名な美術館での展覧会が相次ぐ中、ついに日本で初の大規模展開催。
世界中のバスキアファンも羨む、初公開のプライベートコレクションを含む約130点が六本木に集結。絵画やドローイングに加え、立体作品や映像作品までが一堂に会します。
本展のテーマ「MADE IN JAPAN」や「Yen」をモチーフにしたように、日本の影響を受けた作品から、当時のニッポンの熱気や雰囲気をも感じていただける点も注目です。
今回のバスキア展では、無料で音声ガイドを借りることが出来ます。
また、一定の条件をクリアすれば、別の日にもう一度鑑賞できる「二度見」もできます。
一部の作品は撮影もOK!
1960年、米国ニューヨーク・ブルックリン生まれ。父はハイチ人で母はプエルトリコ出身。1977~79年、マンハッタンのストリートでアル・ディアスとSAMO©の名で手掛けた詩的なグラフィティで名を馳せる。1980年、伝説的なグループ展「タイムズ・スクエア・ショウ」で絵画作品を初めて展示。1981年には「ニューヨーク/ニューウェーブ」展に参加。同年、ガレリア・エミリオ・マッツォーリ(イタリア/モデナ)で自身初の個展を開き、翌年には、アメリカで初となる個展をアニナ・ノセイ・ギャラリー(ニューヨーク)で開催、評価を確立し、経済的成功を収めた。1982年には最年少で国際美術展「ドクメンタ7」、1983年に現代美術の特別展「ホイットニー・バイエニアル」参加。アンディ・ウォーホル、キース・ヘリングなど当時を象徴するアーティストと交流を深め、80年代のニューヨーク・ダウンタウンのアートシーンで旋風を巻き起こしたが、わずか27歳で悲劇的な死を遂げた。
10:00 ~ 20:00
※9月25日(水)、9月26日(木)、10月21日(月)は17:00閉館
※入場は閉館の30分前
すぐ横のカフェレストラン「cafe THE SUN」では、バスキア展にちなんだメニューが提供されています。
「バスキア展メイド・イン・ジャパン」の開催を記念したコラボカフェが登場!
September 21,2019 | Category : News
森アーツセンターギャラリー「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」の開催を記念し、
Cafe THE SUNが期間限定でバスキアが生まれ育った
ニューヨークのメニューをお楽しみいただけるコラボレーションカフェに!バスキアの作品にたびたび描かれている王冠をモチーフにしたカラフルなラテを始め、
バスキアの世界に浸っていただけるような
ニューヨークをイメージしたメニューをご用意しました。展覧会鑑賞の前後にバスキア展に浸れる空間でお食事をお楽しみください。
コラボレーションラテ各種 各773円
バスキア展オリジナルマグカップに入れてご提供します。
ローストゴマバンズのチーズバーガー 1,528円