延岡市・五ケ瀬川沿いに残る特殊な水防施設「畳堤(たたみてい)」を活用し、公募した絵画を飾る「水辺の青空美術館」(五ケ瀬川の畳堤を守る会主催)が、同川右岸の板田橋下流で開かれている。同会は「古里が題材の作品を見て、『自分の街は自ら守る』という畳堤の教えに触れてほしい」と話している。展示は12月20日まで。
畳堤は、増水時に畳を差し入れることで、一時的に堤防をかさ上げする目的で造られた歴史的防災施設。普段は川の景色が見られるように、コンクリート製の枠だけが堤防上に設置されている。
「ふるさと延岡」をテーマにした作品であれば、市内在住者か否かを問わない。保育園、幼稚園、小学生、中学生、高校生、一般の6部門があり、部門ごとに最優秀賞1点と優秀賞1点を選ぶ。
問い合わせ先は同会事務局(電話延岡34・1389)。