“美の殿堂”、ロンドン・ナショナル・ギャラリーがついに日本上陸。2020年3月3日から国立西洋美術館で「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」が開催されます。
ロンドン中心部、トラファルガー広場に面して建つ世界屈指の美の殿堂、ロンドン・ナショナル・ギャラリー。多くのヨーロッパの美術館とは違い王室の収集を母体とせず、1824年に国家制定法によって、市民の力で市民のために設立されました。同館は英国を含む幅広い地域と時代のヨーロッパ絵画を網羅し、13世紀から20世紀初頭までの約2,300点の作品を所蔵し、年間の来場者数は世界の美術館・博物館でもトップ5に入る500万人超を誇ります。
しかし所蔵作品の多くを常設展示しているため、作品の貸出に極めて厳しく、これまで英国外で所蔵作品展が開催されることは長い歴史の中で一度もありませんでした。今回、選りすぐりの傑作約60点を一挙公開する本展は、史上初めての機会で、歴史的な展覧会といえます。
ロンドン・ナショナル・ギャラリー
ゴッホの代表作として世界中で愛されている傑作。ゴッホは1888-89年にかけて、南フランスのアルルで花瓶に生けたひまわりの絵を7点描きました。
ロンドンのヴァージョンはそのうちの4点目にあたり、共同生活を送る予定だった畏友ポール・ゴーガンの寝室を飾る目的で描かれたもの。ゴーガンの部屋には2点のひまわりが飾られましたが、彼はロンドンのヴァージョンを最も好んでいたとされています。
ひまわりの花は、ゴッホの夢であった共同生活に対する忠誠を象徴していたとも考えられます。本ヴァージョンは、多様なトーンと筆致で描き分けられた黄色の美しい調和が際立つ作品で、東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館(東京)所蔵の《ひまわり》も本作品を元に制作されています。
ルネサンスから19世紀末まで
英国が誇る至宝全作すべて日本初公開。
ベラスケス
《マルタとマリアの家のキリスト》1618年頃、油彩・カンヴァス© The National Gallery, London. Bequeathed by Sir William H. Gregory, 1892
2020年3月3日(火)~6月14日(日)
March 3 (Tue.) – June 14 (Sun.) , 2020
国立西洋美術館(東京・上野公園)
〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
The National Museum of Western Art (Kokuritsu-Seiyou-Bijutsukan),
7-7 Ueno-koen, Taito-ku, Tokyo 110-0007, Japan
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午前9時30分~午後5時30分
*金曜日・土曜日は午後8時まで
*入館は閉館の30分前まで
9:30 am – 5:30 pm
Fridays,Saturdays 9:30 am – 8:00 pm
Admission ends 30mins. before closing time
月曜日
*ただし、3月30日と5月4日は開館
Mondays except 30 March and 4 May 2020.
国立西洋美術館、ロンドン・ナショナル・ギャラリー、読売新聞社
The National Museum of Western Art, The National Gallery, London, The Yomiuri Shimbun
キヤノン
三井物産
日本航空、西洋美術振興財団
JAPAN AIRLINES, The Western Art Foundation
(03)5777-8600(ハローダイヤル)
+81(0)3-5777-8600 (Hello Dial)
2020年7月7日(火)~10月18日(日)
July 7 (Tue.) – October 18 (Sun.) , 2020
国立国際美術館(大阪・中之島)
〒530-0005 大阪市北区中之島4-2-55
The National Museum of Art, Osaka
4-2-55 Nakanoshima, Kita-ku, Osaka 530-0005, Japan
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国立国際美術館、ロンドン・ナショナル・ギャラリー、読売新聞社
The National Museum of Art, Osaka, The National Gallery, London, The Yomiuri Shimbun
キヤノン
三井物産
日本航空
JAPAN AIRLINES
(06)6447-4680(国立国際美術館代表)
+81(0)6-6447-4680