東京・上野の森美術館で開催中の「ゴッホ展」(産経新聞社など主催、来年1月13日まで)の来場者が3日、10万人を突破した。
同展は、ゴッホが影響を受けた「ハーグ派」と「印象派」の2つの出会いを軸に、ゴッホの画業をたどる展覧会。「糸杉」「薔薇」などゴッホの傑作約40点とともに、セザンヌ、モネ、ルノワールなどの名作約30点も展示され、人気を集めている。
この日は閉館後、人数限定で特別に鑑賞できる「プレミアム夜間鑑賞会」が開催され、オランダ美術が専門の熊澤弘・東京芸術大学大学美術館准教授が、ギャラリートークを担当。「わずか10年の間に約2000点もの作品を制作しながら独自の画風に到達したゴッホ。その味わい深い色彩と筆触を、他の作家の作品と比べながら楽しんでもらいたい」と解説した。
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