みんなのレオ・レオーニ展

みんなのレオ・レオーニ展

赤い色をしたきょうだいたちの中で、唯一黒い魚の物語『スイミー』。小学校の教科書に掲載され、日本全国で親しまれています。作者のレオ・レオーニ(1910-1999)は、イタリアやアメリカでグラフィック・デザイナーとして活躍した後、『あおくんときいろちゃん』で、初めて絵本の世界に足を踏み入れました。

ねずみの『フレデリック』や、しゃくとりむしの『ひとあし ひとあし』など、小さな主人公たちが「自分とは何か」を模索し、学んでいく物語を、水彩、油彩、コラージュなどさまざまな技法を用いて描きました。本展では、ヨーロッパとアメリカを移動し続けたレオーニの波乱の生涯を、作品と重ね合わせながら紹介します。絵本作家、アート・ディレクターとしての仕事、絵画、彫刻など幅広い活動を紹介し、レオーニが子どもの絵本に初めて抽象表現を取り入れるに至った道筋にも光を当てます。


絵本『スイミー』の原画来日!世代を超えて日本中で愛されている絵本『スイミー』の幻とされた原画(スロヴァキア国立美術館所蔵)が来日します!計5点の原画は絵本『スイミー』の絵とは少し違うので、ぜひ会場でじっくりご覧ください。

スポンサーリンク

レオ・レオーニ

LEO LIONNI(1910-1999)1910年、オランダ生まれ。イタリアに暮らしていましたが、1939年、第二次世界大戦中にユダヤ系であるレオーニはアメリカに亡命。イラストレーター、グラフィック・デザイナーとして活躍していた1959年、孫のために制作した『あおくんときいろちゃん』で絵本作家としてデビュー。1999年にイタリアで亡くなるまでに、40冊近くの絵本が発表され、日本でもその多くが翻訳出版されています。

 

開催概要

  • 会期…2019年7月13日(土)~9月29日(日)
  • 休館日…月曜日(ただし7月15日、8月12日、9月16日、9月23日は開館、翌火曜日も開館)
  • 会場…東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 〒160-8338 新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜本社ビル42階
  • 開館時間…午前10時-午後6時 ※入館は閉館30分前まで
  • 観覧料…■観覧料 ( )内は20名以上の団体料金および前売料金一 般:1,300円(1,100円大学生:900円(700円)※学生証をご提示ください、高校生以下:無料 ※学生証、生徒手帳をご提示ください
    ※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を提示のご本人とその付添人1名は無料。被爆者健康手帳を提示の方はご本人のみ無料。
  • 主催…東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館、朝日新聞社
  • 協賛…損保ジャパン日本興亜
  • 企画協力…Blueandyellow, LLC、コスモマーチャンダイズィング、渋谷出版企画協力好学社、あすなろ書房、至光社

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA