想起の力で未来を:メタル・サイレンス 2019

1933年12月京成電鉄株式会社の駅として開業。

当時、駅舎の建設予定地が御料地であったため、御前会議での昭和天皇の勅裁を受けての建設となり、こうした事情が考慮されてか、駅舎内外の意匠は西洋風の荘厳なつくりとなっています。開業以後、東京帝室博物館(現・東京国立博物館)や恩賜上野動物園の最寄り駅として利用されてきましたが、利用者の減少により、1997年に営業休止、2004年に廃止となりました。

その後、2018年4月19日には、特に景観上重要な歴史的価値をもつ建造物として鉄道施設としては初めて「東京都選定歴史的建造物」に選定。2017年6月に京成電鉄株式会社と国立大学法人東京藝術大学との間で、連携協定が結ばれました。駅舎内部を改修し一般公開(イベント時以外非公開)するにあたり、東京藝術大学の美術学部長でありUENOYES総合プロデューサーの日比野克彦がデザインした出入口扉を新設し、上野文化の杜の2018年度事業の一環としてアート作品の展示を行いました。

今回招聘する海外アーティストは、 クリスティーナ・ルカスとフェルナンド・サンチェス・カスティーリョのスペイン出身の作家2名です。クリスティーナ・ルカスは、スペイン・ゲルニカの悲劇に発想源を置き空爆の開始から現在に至る世界の市民の犠牲者をたどる空爆地図を表す全6時間を超える3面映像インスタレーションの大作≪Unending Lightning(終わりえぬ閃光)≫を展示。この会場の持つ歴史とメッセージ性が重なり合う作品展示となります。フェルナンド・サンチェス・カスティーリョは、上野公園の多種多様な豊かな樹木にちなんだ、折れそうになっても生存し続けるブロンズ製の木の新作≪Tutor(テューター)≫を展示します。
この両作品を合わせた今回の展示タイトル「メタル・サイレンス2019」は、人類史を声なき者の視線で再構成するクリスティーナ・ルカスの作品≪Unending Lightning≫の中で触れられる死を導く鋼鉄の兵器、そして、植物という言葉を持たない樹木≪Tutor≫の沈黙を表現できる芸術の素材としてのブロンズ、という金属の二面性も表しています。

会期

2019年10月18日(金)~11月17日(日)の金土日祝※全16日間 (但し、10月22日は除く)

時間

10:00~17:00

• 整理券は開催日の朝9時よりお配りいたします。

• 配布数に限りがございますので予めご了承ください。

会場

旧博物館動物園駅 駅舎(東京都台東区上野公園13-23)

• 参加無料

• 入場を制限させていただく場合があります。

• 内容が変更となる可能性があります。

• 京成電鉄施設のため、鉄道業務に関する緊急の事態には作品が鑑賞いただけない場合がございます。

• 車椅子の方は旧博物館動物園駅入り口内の階段までご覧いただけます。

主催

上野文化の杜新構想実行委員会

公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京

※本事業は令和元年度文化庁国際文化芸術発信拠点形成事業です。

https://uenoyes.ueno-bunka.jp/2019/events/metalsilence.php

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