すみだ北斎美術館で、現在開催中の企画展「大江戸グルメと北斎展」に合わせて、大江戸グルメのランチが食べられるカフェがあります。炭だ北斎美術館のすぐそばにある「ORI TOKYO」では、展覧会で展示する江戸時代の食品のレプリカから、いくつかのメニューを再現したランチを提供しています。
ORI TOKYO カフェ–東京・両国–
江戸情緒あふれる東京・両国 にあり、両国駅(江戸東京博物館前) A3出口 徒歩2分、すみだ北斎博物館からは北斎通りを両国駅(大江戸線)方面へ徒歩15秒 。
ORI TOKYO では、江戸時代後期の浮世絵師・葛飾北斎の代表作『富嶽三十六景』を「織り」で表現した作品を展示・販売しております。
店内はいたるところに松を使用し、江戸時代の茶屋を現代風にアレンジした和モダン空間。
北斎が生きた江戸の空気を感じながら、現代に再現された美しい「織り」作品たちをご覧いただけます。
また、カフェスペースでは豆選びから抽出までこだわったコーヒーやおしゃれなスィーツメニューをお楽しみいただけます。
お一人様でも落ち着けるカウンター席もございますので、「織り」作品を鑑賞しながらゆったりとくつろぎの時間を過ごしたいお客様をお待ちしております。
こだわりの珈琲豆とサイフォンで煎れたコーヒーやアイスカフェラテ、アイスコーヒー、シェケラートの他、紅茶や梅昆布茶など各種ドリンクと
見た目もおしゃれなアイス最中や本日のお菓子、アフォガード、軽いランチにもおすすめな自家製バター付きトーストなどの喫茶メニューをご用意しております。
両国国技館や江戸東京博物館、回向院など人気スポットの観光・北斎通りのまち歩きや、すみだ北斎美術館での美術館賞後の休憩にぴったりな和モダン空間でくつろぎのひとときを。
大江戸グルメランチ
江戸の再現料理は、江原絢子氏(東京家政学院大学名誉教授)監修のランチプレートとして提供されています。1日限定20食のランチプレートには、6点の再現料理が乗っています。
こちらで提供されている再現料理は、展示会場にもサンプル(食品見本)が、当時の文字で、どうやって作るのかが書いてあるレシピと一緒に展示されています。
江戸っ子は、本当にこんな贅沢料理を食べていたのでしょうか・・・。
かすてらいも
卵なます
こおり豆腐
豆腐田楽
鶏卵様
刺身&煎り酒
ランチプレートのメニュー
- かすてらいも…すりおろしたさつまいもの甘さを生かした素朴なお菓子。
- 卵なます…ゆで卵と薄焼き卵を用いて黄身と煎り酒で和えたカラフルな卵料理。現代のマヨネーズ!?のような味。
- こおり豆腐…寒天の中に豆腐を閉じ込めたもの。書籍には「調味料好みしだい」と記されているので、かけるソースによって、デザートにも、おかずにもなる。
- 豆腐田楽…『豆腐百珍』にて工夫された梅干しと練りウニの変わり田楽。
- 鶏卵様…卵に見立てた豆腐料理。黄身は人参、白身を豆腐として蒸したもの。江戸時代は見立て料理が流行った。
- 刺身&煎り酒…酒、鰹節、梅干を煮出して作った煎り酒を調味料にした江戸時代の刺身。
その他の大江戸グルメ
- おぼろ大根…する、むす、米粉を入れてさらに蒸す。ひと手間かけて作る大根のイメージを変える料理。
- のっぺい…新潟で名前が定着した車麩と鶏肉、野菜を一緒に炊いた煮物。
- 揚げ大根…素揚げした大根を大根おろしで食べるもの。単純な料理ですが、意外な味を生むアイデア料理。
- ふのやき…現在のクレープに似ていて、味噌とクルミの餡がクセになる。利休の茶会にもよく使われた。
- すり流し豆腐…すりつぶし豆腐に葛粉を混ぜ流し込んだ口当たりの良い汁。寒い冬に頂くと体の芯までポカポカ。
- 蝋焼きえび…えびの周りにつけた卵が蝋を塗ったように見えることから、この名がついた。
お味の方は、シンプルな味付けで素材感を感じるものでした。量は少ないので、別途おにぎりがあると感激です。
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