バンクシーが2019年5月11日から11月24日にかけてイタリア・ヴェネチアで開催される「第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展」でなにかやるんだって、息巻いているようです。
バンクシーがインスタに投稿したビデオによると、バンクシーは2019年のヴェネチア・ビエンナーレをぶち壊したいんだと。しかもちょっとした露店で。
どういう訳か、というと、ビデオが投稿されておりまして、その中で、サン・マルコ広場に公開されている9つのパネル(”ヴェネチアのオイル”と描かれている。)が露店にすでに出展されているようです。ヴェネチアの有名なリアルト橋(ヴェネツィアのカナル・グランデに架かる4つの橋の一つ。「白い巨象」とも呼ばれる。 )のゴンドラの横を巨大なクルーズ船が疾走する絵です。
ふむ、何やら言いたげな・・・。
バンクシーは投稿で「ヴェネチア・ビエンナーレに出展したよ!世界で最も大きく、最も名声の高いアートイベントに!理由があって僕は呼ばれていないけど!」と申しております。ムカついたのでしょうかね。
Banksy’s stall in Venice. Photo via Banksy.co.uk.
この写真だけでは、何を本質として描いているのかは分かりませんが、ヴェネチアの古き良きアートに対する風習がグローバルスタンダードに侵食されているという意図でしょうか。それであれば、絵とこの写真に写る3人の登場人物と撮影者をもって、それが十二分に表現されていると言わざるを得ません。
実はよく見ると、絵画をかざるイーゼルには「VENICE IN OIL」ですし、これを展示する台にはタイヤが付いているし、中央の段ボールに乗せられた絵画や筆、その脇の筒、右側のフレーム、新聞で顔を隠す人物は何を象徴するのでしょうか。
もちろん、きっと、この絵画の中にも世の中に対する風刺がたくさん含まれているのだとも思います。
気になった方は、追跡してみてください。
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