オーストラリア メルボルンでMoMA展

2018 Melbourne Winter Masterpieces exhibition. MoMA at NGV

オーストラリアのメルボルンにある美術館「The National Gallery of Victoria」(NGV)で、ニューヨークのMoMA展が開催されます。

メルボルン・ウィンター・マスターピース展で、MoMA130年の現代アート・コンテンポラリーアートが展示されます。NGVで展示されるMoMAの作品は、象徴的なコレクションを独特な視点で掘り下げます。200点にも上るアートワークを年代別に8つのテーマ別に紹介し、19世紀後半からデジタル化と現代のグローバルの都会的・工業的変化によるアート・デザインの発展をなぞります。

20世紀のニューアートの出現は、早い段階からMoMAにより蒐集されています。ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ、ポール・ゴーギャンやポール・セザンヌの良作も含まれます。パブロ・ピカソやウンベルト・ボッチョーニによるキュビズムや未来派の作品に加え、リュボーフィ・ポポーワ、ピエト・モンドリアン、シュルレアリスムのサルバトーレ・ダリ、フリーダ・カーロ、アレクサンダー・カルダー、ジャクソン・ポロックなど主要な抽象派のアーティストがそろいます。

また、ミニマリストによって発展した1960年代のアートとしては、ロイ・リヒテンシュタイン、アンディー・ウォホール、ソル・ルウィットらから始まります。さらに、20世紀から21世紀早期の重要なアートワークとしては、シンディ・シャーマン、キース・へリングス、カラ・ウォーカー、リネケ・ダイクストラ、ハン・ヨン・ピン、エル・アナツイ、カミーユ・アンロが挙げられます。

MoMA at NGVの展示は、8つのセクションがあり、それぞれのセクションはおおよそ2つの期間で構成されています。これらの展示物の進展は年代順であるものの、展示場では現近代美術についてのみを語ってはいません。複数の流行や現在のこと、社会、文化、美的思想やテクノロジーの進展がアート革命を形作った前後関係も示唆します。

  1. ARCADIA AND METROPOLIS…19世紀から20世紀の都市化や技術力など工業化に影響を受けた作品や西洋以外の国(タイや日本)などからインスピレーションを得た作品など。ゴッホ、スーラ、セザンヌ、ゴーギャン、マティスなど。同時期の写真家ジャン=ウジェーヌ・アジェ、ジュール・シェレのポスター、ロートレックの絵画、リュミエール兄弟の映画など。
  2. THE MACHINERY OF THE MODERN WORLD…20世紀初期のキュビズムのピカソやジョルジュ・ブラック、ロベール・ドローネー、イタリアのウンベルト・ボッチョーニ、ジャコモ・バッラらの作品を、工業化の進展と世界大戦という時代背景と共に紹介する。
  3. A NEW UNITY…1920~30年のロシア構成主義を代表する美術家リュボーフィ・ポポーワやアレクサンドル・ミハイロヴィチ・ロトチェンコ、シュプレマティスムのカジミール・マレーヴィチ、直線と水平線を組み合わせたパターン画で有名なオランダのモンドリアンとテオ・ファン・ドゥースブルフなど「デ・スタイル」の流れを紹介する。
  4. INNER AND OUTER WORLDS…ダリやマグリットなどシュルレアリスムの他、第二次世界大戦によってヨーロッパから出国を余儀なくされたアーティストの作品、写真や建築などを紹介する。
  5. ART AS ACTION…アクション・ペイントのハロルド・ローゼンバーグ、ドロップ・ペインティングのジャクソン・ポロック、力強く描かれたハロルド・ローゼンバーグの作品など。
  6. THINGS AS THEY ARE…アメリカン・ポップアートのロイ・リヒテンシュタインを始め、1972年イタリアで開催されたMoMA展でのカラフルなプラスチック家具、巨大なカプセル薬のような照明など、建築とデザインを織り交ぜて紹介する。
  7. IMMENSE ENCYCLOPEDIA…セックス・ピストルズやクラッシュのようにバンドのポスターを通して、若いアーティストに影響を与えたパンク精神の浸透などを紹介する。
  8. FLIGHT PATTERNS…20~21世紀のデジタル技術の発展の一方で、伝統的な素材や手法で移民など社会問題を取り上げた作品を紹介する。

 

 

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会場情報

場所 The National Gallery of Victoria (NGV)
開催期間 2018年6月9日~10月7日

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