太陽の塔、復元される

万博記念公園の太陽の塔が50年の時を経て再生される

浦沢直樹さんの「20世紀少年」で印象的なキーワードとして登場した岡本太郎さんの「太陽の塔」。
現在は「日本万国博覧会記念公園」の一部となっていますが、1970年の大阪万博で、高さ70m、日本の展示館の一部として作られたものです。
総工費は6.3億円。
外側から見ると、何となくナゾな感じですが、「内側」もしっかり作りこまれています。

万博記念公園の太陽の塔が50年の時を経て再生される

万博記念公園の太陽の塔が50年の時を経て再生される

万博が終了した後は、内部の公開はされていませんでしたが、建設から50年近く経過し老朽化が進んだことを受けちょうど一年半前に改修が行われることが発表されました
大阪府は平成27年1月に「日本万国博覧会記念公園の活性化に向けた将来ビジョン(施設整備及び運営)について」を公開しています。

その基本方針1として、「シンボルゾーンを中心に文化と美を体験・創造し発信する公園」が位置付けられ、具体的な取り組みとして、太陽の塔をミュージアムとして再生することが掲げられました。

公園のシンボルである「太陽の塔」の耐震改修及び内部展示「生命の樹」の再生を行うとともに、地下展示室を設け「地底の太陽」を再生展示。平成29年度からの内部公開をめざして、できるだけ早期に着工する。また、公開に合わせ、当時の展示物を多数収蔵している国立民族学博物館とのコラボレーションイベントを実施する。

そして、そのための資金として、ふるさと納税制度を活用し、広く寄付金を募集する手法が検討されたようです。
また、未来にわたり地域の財産として継承されていくよう、登録有形文化財(※)としての登録を目指し、将来的には世界遺産登録も目指していくという将来構想も示されました。(※建設後50年を経過したものが文化財登録の対象)

太陽の塔

ふるさと納税の結果、寄附金は2,375件157,387,698円となり、目標の1億円を大幅に超えて達成することができたそうです。
当該作品に対する暖かい思いを持つ方がたくさんいらっしゃる、ということですね。

太陽の塔には、だれもが知っている正面の二つの顔のほか、背中に「黒い太陽の顔」があります。これは、塔の頂部には金色に輝き未来を象徴する「黄金の顔」、現在を象徴する正面の「太陽の顔」、過去を象徴する背面の「黒い太陽」という3つの顔だということです。

黒い太陽
黒い太陽

そして、実はそれだけではなく、博覧会当時テーマ館の地下展示には、第4の顔ともいうべき、「地底の太陽」といわれる顔があったそうですが、地下の展示空間は埋められてしまい、現在ではその行方が分からないようです。

内部は力強さで満ち溢れています。

生命の樹と生物群模型
生命の樹と生物群模型

太陽の塔の入館には予約が必要ですので、行く前にはお忘れなく!
入場料は大人700円となっています。
決して安くはありませんが、これらの入場料は貴重な文化遺産を保存していくための資金となります。

今年、行ってみようかなぁ。

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