モディリアーニの裸体画が驚きの163億円の予想!

MODERN IMPRESSIONS Modigliani’s Greatest Nude Is Also His Largest Painting Ever 24 APR 2018

1917年に描かれて以来、その創作以後100年以上にわたり驚異的なパワーを感じさせるモディリアーニ(Amedeo Modigliani’s )の裸体画、Nu couché (sur le côté gauche) 。モディリアーニのキャリアの中でも最もサイズの大きな作品であるこの裸体画が、Sotheby’sの「Impressionist & Modern Art Evening Sale(5月14日、ニューヨーク)でオークションにかけられます。

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最も有名なモディリアーニの裸体画


AMEDEO MODIGLIANI, NU COUCHÉ (SUR LE CÔTÉ GAUCHE). ESTIMATED TO SELL FOR IN EXCESS OF $150 MILLION. TO BE OFFERED AT SOTHEBY’S IMPRESSIONIST & MODERN ART EVENING SALE ON 14 MAY IN NEW YORK.

1世紀以上も前に描かれたNu couché (sur le côté gauche)は、モディリアーニが裸体の在り方を再発見する中で描かれた、印象的なシリーズの中で最大の作品です。今日の現代絵画の中では、独創的な偉業として認識されていますが、この作品が公表された1917年、この人目を引く官能的な作品は、まさに文字通り交通を停止させ、警察から公開を停止するよう促されたというエピソードを持ちます。モディリアーニの裸体画が引き出し続ける衝撃と畏怖は、16世紀から現代にかけたイギリスの現代アートの楽しみ方や理解を深めるために、2000年に開館された「Tate Modern(美術館)」で開催された回顧展「MODIGLIANI」(開催期間:2017年11月23日~2018年4月2日)の評判でも明らかです。

モディリアーニの裸体画の特徴

さらに、この裸体画シリーズの中でも、最大の絵画であるNu couché (sur le côté gauche)は約58インチ(147センチメートル)と大きく、他のシリーズと特に区別されています。そして、彼の作品の中で、「水平」に描かれ、かつキャンバス内に全身が描かれた唯一の裸体画なのです。

横たわった22の裸体画の多くがアメリカの美術館で発見されていますが、Solomon R. Guggenheim Museum、 The Museum of Modern Art、 The Metropolitan Museum of Art には、それぞれ3つの作品が収蔵されていました。
アメリカ以外では、上海の Long Museum、ロンドンのThe Courtauld Galleryに収蔵されています。

モディリアーニは、1908年から裸体画を描き始めましたが、これは彫刻を止めた1914年直後の作品です。彼の美的感覚は、イタリアのルネッサンス時代の先例と、マニエリスム(ルネサンス後期の美術)から成っているといわれています。この作品では、アフリカ彫刻のようなシンプルな直線と暗い色調の色彩、キュビズムの幾何学的な構成を観ることができます。

これは、モディリアーニが裸体画シリーズの着手のために、彼のディーラーであるLéopold Zborowskiが場所とモデルの提供を申し出たからではありません。Zborowskiは彼の住むフランスJoseph Bara 3通りの家の二階を提供した上、作者に対し1日当たり15フラン、モデルには同5フランを支払っているのです。

モデルは不明ですが、モディリアーニは、布を緩やかにまとい、椅子に腰を下ろし、ソファーやベッドに横たわる裸婦を、情婦として描きませんでした。彼はモデルと感情的な距離を保ち続け、身体的な距離を縮めることはありませんでした。モデルの女性はその空間で優位に立ち、手や足を自由に伸ばし、腕とふくらはぎをキャンバスの端で折り曲げています。裸婦はおのおの、自信と誇りに溢れ、神話や寓話のように隠れたりはしていません。

最終的に、モディリアーニは1916年から1919年にかけて、22の横たわる裸体画と13の椅子に座る裸体画を制作しました。Zborowskiの要望に応える形で、パリのディーラーであるBerthe Weillのギャラリーで作品を展示することになりました。彼女のギャラリーのウィンドウには、裸体画のいくつかの作品が掲げられ、道行く人の目に留まることになりました。オープニングから、その人目を引く作品はWeillのギャラリーは多くの人を集めることとなりました。彼女のギャラリーは警察署の向かいにあることもあり、この騒動が気づかれない訳がありません。

その(当時の感覚で)みだらで問題のある作品を除くように要請するため、警官は何度も道を横断し、足を棒にしたといいます。そしてWeillもそれに応じることはしませんでした。展示会はたったの2点がそれぞれ30フランで売れただけで終わりました。

Nu couché (sur le côté gauche)は2003年のオークションにおいて$26.9 millionで落札されることで、その名声を獲得しました。2015年には、同シリーズのほかの横たわる裸体画がオークション史上、2番目に高額となる$170.4 millionで落札されました。

モディリアーニの伝説的なヌードシリーズの中でも最高作品とされるNu couché (sur le côté gauche)は、香港(4月25日~26日)、ニューヨーク(5月4日)でも、きっと再び交通を止めることでしょう。

original

 

グランド・オダリスクとオリンピア

そういえば、いくつか有名な横たわる裸体画ってありますよね。

 

「La Grande Odalisque Musée du Louvre」の画像検索結果

© 2005 Musée du Louvre / Angèle Dequier

 

「Olympia」

 

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