Rhino 6 for Windowsの発売

アプリクラフトより、Rhino 6 for Windowsが発売されました。
RhinoはRhinoceros(ライノセラス:サイ)という3DCADのことで、NURBSによる3次元モデリングツールです。

ライノセラスは工業製品(プロダクトデザイン)のデザインに適しており、主な特徴としては、滑らかなNURBSカーブや サーフェスを利用することにより、アイデア・イメージを損なうことなく、直感的、表現力豊かな3次元モデルを具現化することができます。

個人的に、かつてはRhino5を使用していましたが、表現の自由度は高い一方、教本の少なさやインターフェースの堅苦しさはどうかなーなんて思っておりました。

しかし、ようやくversion6が発売されることになり、ちょっと嬉しく思います。

ライノセラスのインターフェース(コマンドの入力)は、Adobe社のIllustratorやPhotoshopのようなグラフィカルなボタンによる制御のほか、直接コマンドを入力することができる「コマンドプロンプト」と呼ばれる入力画面があります。
コマンドプロンプトに慣れると、直接コマンドラインにコマンドを入力するほうがツールの切り替えよりも早く、3DCADのデザインをしているのに、まるでプログラミングをしているような感じになります。

今回のアップデートでは、ビジュアルプログラミング言語であるGrasshopperが一緒にインストールされるようになりました。
Grasshopperはベータでなくなり、安定した開発のサイクルに入ったそうです。
Grasshopperは、自由曲面を含む3次元形状をアルゴリズムにより生成する、Rhinoモデリング支援ツールです。
通常、3DCADを作成する場合、都度コマンドを適用しながら形状を形成していきますが、このコマンドを積み重ねていくと、「あー、あの時のコマンド、失敗したー」というシーンがあったり、「ちょっと試しに、数値を変えてみようかなー」となります。
しかし、すでに適用してしまったコマンドを元に戻すには、最初からやり直さなければならないという面倒さがありました。
Grasshopperは、この「やり直したい」や「ちょっと数値を変えて」という要望に応えるためのツールです。
3DCAD作品のこれまでに至るコマンドの関係性を、「コネクタ」のようにつなぎ、それぞれの数値を容易に変更できるような「視覚的なコマンド入力画面」を有し、これを変更することによって、作り直すことなく、新しい作品の「シミュレーション」を実施することができるのです。
建築CADなどではすでに導入されている機能ですが、ようやくライノセラスに標準装備されたということは、画期的なことだと思います。


https://www.rhino3d.com/6/new

3DCADは、SketchUpFusion 360など無料のものもそれなりに高性能になってきていますが、それぞれ一長一短はあります。
ライノセラスは、インターフェースはあれですが、曲面を多用する建築やプロダクトデザインの制作者にとっては、かゆい所に手が届くツールだと思います。

Rhino 6は、通常版ですと14万円くらいですが、アップデート版であれば、「期間限定アップグレードキャンペーン ~2018年5月16日(水)まで~」ということで、57,000円 (通常価格 72,000円 税別)で更新できるそうです。
高機能でありながら、お財布にやさしい3DCADツールです。

最初はアプリクラフトの主宰する勉強会に参加して基本操作をマスターすることをお勧めします。
(私も行きました。)
定期的にセミナーも開催しているようですので、気になる方は問い合わせてみてください。

 

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