アートが関係する映画10選

Camera写真Freepikによるデザイン

先日、モディリアーニを描いた映画『モンパルナスの灯』(1958年 フランス)を観ましたが、そういえば、アートにまつわる映画って多いように思いました。ベスト10という訳ではありませんが、鑑賞済みやこれから観ようかなと思っているアートが関係する映画を集めてみました。

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アンダルシアの犬(1928年 フランス)

Andarushia no Inu Poster

スペイン出身の異才ルイス・ブニュエルが1928年に手がけた実験的短編作品。共同脚本にサルバドール・ダリ。20年代に最高潮に達したアバンギャルド映画の頂点を飾る傑作で、60年には、28年の完成当時上映に際してブニュエル自らが蓄音機を回していた音楽を選び、自らサウンド版を作成した。目玉を切り裂くカミソリと月を遮る一筋の雲のほか、手のひらからはい出してくる無数の蟻など、悪夢的で奇怪なシーンの多くで知られ、作品が発表された当時、ジャン・コクトーら同時代の芸術家たちにも支持された。

パリ ルーブルの秘密(1990年 フランス)

La ville Louvre Poster

世界最大の美術館<ルーヴル>の裏側をフィルムに収めた、唯一のドキュメンタリー その所蔵品数約35万点。館内すべてを見て廻るのにゆうに一週間はかかるといわれる世界最大の美術館―ルーヴル。これまで絶対に美術品以外の撮影を許してこなかったルーヴルの裏舞台に、初めて映画のクルーが足を踏み入れた。

ポロック 2人だけのアトリエ(2000年 アメリカ)

Pollock Poster

アメリカモダンアート界のスター、実在の天才画家ジャクソン・ポロックと彼を支えた女性アーティスト、リー・クラズナーのあまりにも鮮烈で切ない物語。

コメント

2012年に「東京国立近代美術館」で「生誕100年 ジャクソン・ポロック展」が開催されていましたね。JR新宿駅にポロックの特徴的な絵が大きなポスターとして描かれていましたが、大きくしてみるとまた違って見えて面白いと感じました。

フリーダ(2002年 アメリカ)

Frida Poster

メキシコの天才女流画家、フリーダ・カーロの47年の波乱に満ちた生涯を映画化した人間ドラマ。フリーダ・カーロのセンセーショナルな半生を、彼女の絵画へのオマージュと共に描く。

コメント

そういえば、先月、メキシコの裁判所が、フリーダ・カーロをモデルにしたバービー人形の販売を差し止めたというニュースがありましたね。カーロの肖像権は彼女の親族が持つとされていますが、大手玩具メーカーが許可なく作って販売したことが発端のようです。親族の主張としては①人形自体も肌の色が薄い、②顔立ちが女性的、③有名なつながり眉がない・・・。

ダヴィンチ・コード(2006年 アメリカ)

The Da Vinci Code Poster

ダン・ブラウン著作の長編推理小説「ロバート・ラングドン」シリーズ。レオナルド・ダヴィンチの作品であるウィトルウィウス的人体図、モナ・リザ、岩窟の聖母マリア、最後の晩餐の謎に始まり、多くの流説を結びつけたミステリー。

コメント

ダン・ブラウン氏のロバート・ラングドンシリーズ原作は『天使と悪魔』(2000年)、『ダ・ヴィンチ・コード』(2003年)、『ロスト・シンボル』(2009年)、『インフェルノ』(2013年)がありますが、『ロスト・シンボル』以外はすでに映画化されています。主演はみんな大好き!トム・ハンクスですが、面白いことに、映画は『ダ・ヴィンチ・コード』(2006年)が先に公開され、『天使と悪魔』(2009年)→『インフェルノ』(2016年)の順で公開されています。

ふたりのイームズ:建築家チャールズと画家レイ(2011年 アメリカ)

Eames: The Architect & The Painter Poster

20世紀のアメリカをデザインした伝説の夫婦のドキュメンタリー。
今なお世界中で愛され続けている“イームズ・デザイン”、その誕生秘話と伝説のデザイナー・イームズ夫妻の素顔に迫ったドキュメンタリー。

画家を目指すレイ・カイザーと、当時既婚者だった建築家チャールズ・イームズ。
二人は出会い、恋に落ち、やがてお互いの才能を認め”イームズ・オフィス”を立ち上げた。
第二次世界大戦、アメリカの急速な近代化、冷戦、と時代に翻弄されながらも、それを逆手に取り、あの有名なイームズ・チェアをはじめとした家具、おもちゃ、建築、映画と多岐にわたる作品を生み出していく。
シンプルで洗練されたフォルムの中にも、遊び心と”おもてなし”の思いが軸にある、今なお世界中で愛され続けている“イームズ・デザイン”の誕生秘話と、夫婦の愛のものがたり。

コメント

チャールズ・イームズは近代工業デザインの伝説ですが、短編映画も作っています。『Powers of Ten』という作品で、1977年に作られた教育映画です。9分間のカラー短編です。「スケール」の重要性を視覚化するもので、地上のピクニック風景から宇宙空間までを10のべき乗で10^24(10の24乗:1億光年)までズームアウトし、その後再び地上に戻ってくるという映像です。CGが発達していない時代、よくこれを作ったものだと、感心します。

 

ミッドナイト・イン・パリ(2011年 アメリカ)

Midnight in Paris Poster

映画脚本家で処女小説の執筆中のギル。酒に酔ったままパリの街からさまよい込んだ先は、活気漲る芸術&文化が花開いた1920年代のパリ。
夜ごとタイムスリップを繰り返し、ピカソ、ダリ、マティス、ゴーギャンなど偉大な芸術家たちにめぐり会う奇想天外なストーリー。

コメント

現在、アマゾンPRIMEで観ることができます。パッケージには、パリの夜の街並みが渦巻くような筆触で描かれてますが、ゴッホによる作品《星月夜(糸杉と村)》でしょうかね。ゴッホは出てくるのでしょうか。

公式サイト

鑑定士と顔のない依頼人(2013年 イタリア)

Kanteishi to Kaono Nai Irainin Poster

ヴァージルは美術鑑定士として成功していたが、女性が大の苦手。ある日ヴァージルのもとに、両親が収集していた美術品を競売にかけてほしいと若い女性から依頼が来た。依頼人の邸宅には美術品が数多く置いてあるが、当の依頼人は別室に引きこもり、姿を現すことなく話が進んでいく・・・。

コメント

ネタバレするので多くは書きません。衝撃は大きく、いろいろ考えさせられました。

ゴッホ 最期の手紙(2017年 イギリス・ポーランド)

Loving Vincent Poster

全編が動く油絵で構成される珠玉のアートサスペンス映画。ゴッホの名画の数々が彼自身の死の真相を再構築する。郵便配達人ジョゼフ・ルーランの息子アルマンは、父の友人で自殺した画家のゴッホが弟テオに宛てた手紙を託される。テオに手紙を渡すためパリへと向かったアルマンは、その過程でなぜゴッホは自殺したのか、その疑問が募っていくが…。

コメント

一度俳優が演じた実写映像をもとに、ゴッホの特徴的な描き方で油絵を描いているのですが、この映画が製作されると発表された際に、世界中へ向けて「油絵画家募集!」していましたね。125人のアーティストによる62,450枚の油絵はポーランドのアトリエに籠りっきりで描き上げたそうです。実に壮大ですが、1分アニメーションで695枚換算とは、気が遠くなる作業だったのでしょう。

公式サイト “LOVING VINCENT”

日本公式サイト

バンクシーを盗んだ男(2017年 イタリア)

The Man Who Stole Banksy Poster

紛争地区に指定されているパレスチナ・ヨルダン西岸地区にあるベツレヘム。そこにはパレスチナとイスラエルを分断する高さ8メートル、全長450キロを超える巨大な壁が存在し、そのパレスチナ側の壁の一部にバンクシーは「ロバと兵士」を描く。この絵がパレスチナで反感を呼び、怒った地元住民が壁面を切り取ってオークションへかけてしまう。

コメント

アメリカではグラフィティーアートの権利が法律で整備されているため、壁の落書きであっても著作権は作者に帰属するのですが、舞台はイスラエル。バンクシーが描いた壁のグラフィックを盗んで売ろう!という映画ですが、壁を切るというアイデアがとても画期的でした。

公式サイト

 

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