本日2月22日は、ニャーニャーニャーということで、世間一般では猫の日とされています。
そういえば、そンな感じで、ばーちゃんの誕生日を刷り込まれているのをすっかり忘れていました。
空前絶後の猫ブームですが、そういえば猫を題材にしたアート作品ってありましたっけ?
真っ先に思いつくのは江戸時代末期の浮世絵師、歌川国芳さんのネコ尽くしの浮世絵です。
東海道五十三次をパロディにした猫飼好五十三疋(ねこかいこうごじうさんびき)は単線で猫の動きを見事に表現していて、一匹ごとにじっくり見入ってしまいます。
そういえば、日本画で有名な猫がいました。
重要文化財にもなっている竹内栖鳳さんの「班猫」(1924(大正13)年)です。
日本画でありながら、境界線に透明感あふれる空気が表現されています。
毛の一本一本が丁寧に描かれている印象を受けます。
近所の八百屋のおかみさんの愛猫だったようですね。
ところで、西洋美術ではいかがでしょうかね。
まずは、藤田嗣治(レオナール・フジタ)さんでしょうか。
ネコのエッセイも書いているようです。
『niña en el parque(公園のニーナ)』なども見たことありますね。
藤田嗣治は最高の猫好きで、『エコール・ド・パリの巨匠が描いた猫たちが初めて一冊に。フジタの猫たち130匹余!画集未収録作品を中心に約90点の猫の絵とエッセイ。』という紹介で、画文集『猫の本』も出版されています。
そして、はい、おりました、ピカソさんです。
1939年「鳥をくらう猫」で、ほぼ野獣です。
まったく我々の解釈を超えております。
それと、もう一人、パウル・クレーさんです。
パウル・クレーさんも猫好きで有名で、いくつか猫ちゃんと一緒に写った写真などが残されています。
猫とのグルグルタイムの中で、あのようなふわりとした幻想的な絵を描いたのでしょうか。
キッッ!とした猫の目ですが、どことなく落ち着いているように見えます。
目の角度や口元、色合いがそう感じさせるのでしょうか。
ひたいにかろうじて描かれた「鳥」は、ネコの「鳥さん、はぁはぁ(*´Д`)」を表しているのでしょうか。
Publication excerpt from The Museum of Modern Art, MoMA Highlights, New York: The Museum of Modern Art, revised 2004, originally published 1999, p. 116
猫はパソコンで作業しているときに、必ずキーボードの上に乗っかってきます。
新聞や雑誌をテーブルの上に置いて読んでいても、その上に乗ります。
きっとこんな感じで、画家の制作をいい具合に邪魔をして、新しい創造力を与えてくれたのでしょうね。
コメントを残す