東京国立博物館-トーハクの常設展

東京国立博物館の外観

アートとは若干違う視点ですが、Museumにはアート・ミュージアムとミュージアム(博物館)があります。
東京の上野界隈には国立西洋美術館、科学博物館、そして東京国立博物館(通称トーハク)があります。
現在、トーハクでは「特別展「仁和寺と御室派のみほとけ ― 天平と真言密教の名宝 」が開催されていますが、とても混んでいるので、あえて常設展のみを見学したいと思います。

東京国立博物館の外観

東京国立博物館の外観

トーハクの入場料は、一般620(520)円、大学生410(310)円と比較的お安い価格で観ることができます。
また、この料金の中には、本館の常設展に加え、東洋館(アジアの美術・アートの収蔵)、法隆寺宝物館(東の法隆寺宝物館と並び称される古代日本文化の宝庫)の拝観料が含まれています。

トーハクの本館では、縄文時代から江戸時代まで、本物の作品で日本の文化史がたどれる「日本美術の流れ」というテーマで展示されています。実際は美術品であったり工芸品、書など様々な収蔵品を、定期的に入れ替えながら展示しているようです。

今回行った時には、さっそく埴輪のカップルが出迎えてくれました。
こちらの埴輪は、トーハクのゆるキャラである「トーハクくん」(上の画像の左側)のモデルでもあります。
(参考までに、右の緑髪の女の子は、写真左奥の巨木「ユリノキ」に由来するユリノキちゃんです)

東京国立博物館の埴輪 踊る人々

東京国立博物館の埴輪 踊る人々

↑こちらの埴輪は6世紀(古墳時代)の男女の埴輪です。(土偶とは異なるらしい)
とはいえ、どうも男女ではなく、馬の手綱をひく男子像とも考えられているそうです。
我々現代人では、どちらの説が正しいかは分かりませんが、愛らしい造詣であることには変わりがありません。
お土産コーナーでは、こちらの埴輪さんのぬいぐるみが売っており、ぜひ入手したい逸品です。

ほっこり顔、飛鳥時代前期の木彫仏、菩薩立像

ほっこり顔、飛鳥時代前期の木彫仏、菩薩立像

↑こちらは、飛鳥時代前期の木彫り像で、同じ時期に作られている「法隆寺夢殿」に長いこと秘仏とされていた「救世観音像」によく似たスタイルです。
法隆寺の救世観音像は、厩戸皇子(聖徳太子)の等身であると伝えられ、179センチ程度の背丈のようです。
当時としては、巨人レベルの超長身ですね。
そんな救世観音像ですが、かの有名な東洋美術史家のアメリカ人、アーネスト・フェノロサ(1853-1908)さんが、1884(明治17)年にいろいろ頑張って、秘仏をこじ開けたというエピソードがあります。
ぜひ、今年は本物を見に行きたいと思います。

狩野山雪の猿猴図

狩野山雪の猿猴図

↑もっとも気に入ったのは、狩野山雪(1590~1651)筆の猿猴図(えんこうず)です。
江戸時代(17世紀)に描かれたものですが、このどうしようもないくらい、ゆるキャラ感を醸し出している感じ、いかがでしょうか。
木の先に足を延ばして座っていますが、その下は水が緩やかに渦をまいています。
穏やかに流れる森林の中の川辺に佇むおサルの絵ですが、どや顔の笑顔でこっちを見ています。
縦長の掛け軸の上から三分の二の位置、ど真ん中の最も目線を映しやすい、このどや顔を配置しています。
ついさっき、この木に飛び乗り、こちらを観察しているような、動きのある水墨画に面白さを感じました。

東京国立博物館の外でおいしく食べられる鶏肉のごはん

東京国立博物館の外でおいしく食べられる鶏肉のごはん

ところで、東京国立博物館にはいくつかレストランがあります。
若干お高い上、お昼時には混雑してしまい、待つのもめんどくさいなーと思います。
入り口近くに、鶏肉のごはん屋さんやソーセージのピタパン屋さんがあります。
そちらで、外の風に吹かれながら食べるのも、気持ちが良いですよ。
画像のランチはボリュームたっぷりで700円とお財布にやさしい価格、味は「極上」、野菜がたっぷりで文句のつけようのないくらいのランチタイムでした。

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