今、ジュエリーオークションが熱い!

クリスティーズで「ピンクレガシー」という18.96カラットのピンクダイヤモンドがジュネーブで競売にかけられ、なんと驚きの57億円(CHF50,375,000)で落札されました。最近、ジュエリーが熱いのです。

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29億円の世界最高峰ダイアモンド 「ピンク・レガシー」

ピンクダイヤとして1カラット当たり29億円です。1カラットは0.2グラムです。当然、世界最高の落札額となっており、その落札者は、アメリカの高級宝飾ブランド「ハリー・ウィンストン」ということです。その名にちなみ、新しいジュエリーは「ウィンストン・ピンク・レガシー」と改められました。

一般的なピンクダイアモンドはいくらかの色が見られるようです。例えば、紫、オレンジ、ブラウンやグレーなどの色がかかることがあるのですが、このピンクレガシーはそのような色が含まれず、純度の高い「ピンク」であることが、高価格な理由でもあります。

The Pink Legacy diamond in a ring

The Pink Legacy diamond in a ring

 

マリー・アントワネットのペンダント 41億円

さて、一方のサザビーズですが、こちらはフランス王妃マリー・アントワネット(1755~93)が所有していた真珠とダイアのペンダントが出品されました。予想落札価格の18倍ともなる41億円で落札されました。真珠としては過去最高額だそうです。

この「ブルボン・パルマ家出身の王族の宝石」と題されたオークションには、43カ国から参加があったといいます。
200年以上非公開だった品も多く、コレクターにとっては生涯に一度の機会ということもあり、事前の予想では総額450万ドルとされていましたが、歴史的な背景を持つ品だけに価格が跳ね上がり、予想を大きく上回ったとのことです。

 

アップルのデザイナーが作るジュエリーとは?

最後に、Appleの最高デザイン責任者であるJony Ive氏がデザインする、金属を一切使用しない究極のダイヤの指輪です。Ive氏とインダストリアルデザイナーのMarc Newson氏は、人工ダイヤモンドだけでできた指輪を製造するため、ダイヤモンド製造を手がけるDiamond Foundryと手を結んだ、というニュースがあります。

Ive氏とNewson氏が考える、新たなジュエリーは、カットして指輪にできるだけの大きさのダイヤモンドの塊を作り出すというものです。この難題に、Diamond Foundry社の熟練したカット職人が特別な道具を使って、その作業を完了する予定だそうです。
「そのダイヤモンドの塊は、数千個の小平面が切り取られる。それらの小平面には、数百マイクロメートルという極小のものも含まれる。指輪の内側は、レーザービームを放射できる厚さ1マイクロメートルの水噴出器を使って、円筒状に切り出され、望みの滑らかさに仕上げられる」とDiamond Foundryはコメントしています。

この指輪は、アフリカとシカゴのHIV/エイズプログラムの資金を調達するために、マイアミで米国時間12月5日にSotheby’sの(RED)オークションに出品されるそうです。サザビーズは、この指輪の落札額が最大25万ドル(約2840万円)になる可能性があるとしているので、今後の展開から目が離せませんね。

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